KIV電線の許容電流
電気機器用ビニル絶縁電線KIVの許容電流
許容電流は30℃の許容電流に温度補正をして求めます。私のキャンピングカーでは車内が高温になる事も想定し周辺温度は50℃として電線を選定しようと考えています。
<表1>周辺温度30℃における許容電流表
公称断面積[mm2] | 許容電流[A] |
0.9 | 17 |
1.25 | 19 |
2 | 27 |
3.5 | 37 |
5.5 | 49 |
8 | 61 |
14 | 88 |
22 | 115 |
38 | 162 |
60 | 271 |
<表2>周辺温度による許容電流減少係数
周辺温度[℃] | 電流減少係数 |
0 | 1.41 |
5 | 1.35 |
10 | 1.29 |
15 | 1.22 |
20 | 1.15 |
25 | 1.08 |
30 | 1.00 |
35 | 0.91 |
40 | 0.82 |
45 | 0.71 |
50 | 0.58 |
電線の選定例
充電電流25AのACDC充電器を取付ける場合を例に電線を選定してみます。<表1>は30℃の表ですが3.5sq(37A)、5.5sq(49A)当たりなら50℃でも25A以上流せそうです。
それぞれ、<表2>の電流減少係数(0.58)をかけてみると3.5sqは21.46A、5.5sqは28.42Aです。なので5.5sqを使用した方が良さそうです。*1
*1:ACDC充電器は駐車場などで刺しっぱなし使う場合もあります。その場合、夏場であれば50℃程まで車内温度が上がっている場合も考えられます。